斜視と運転免許

免許

斜視がある人は、深視力検査がある免許は取得しない方が良いという話。

斜視(しゃし)とは
両目の視線が同じ方向を向かず、片方の目がズレてしまう状態。ものが二重に見えたり、目が疲れやすくなることがある。様々な斜視がある。

恒常性斜視(こうじょうせいしゃし)
常に目がズレたままの斜視。ズレがずっと固定している状態。

間欠性斜視(かんけつせいしゃし)
普段はまっすぐ見えているが、疲れたときやぼんやりしているときに目がズレる斜視。

調節性斜視(ちょうせつせいしゃし)
遠視などが原因でピントを合わせるときに目が内側に寄ってしまう斜視。

内斜視(ないしゃし)
目が内側(鼻側)にズレる。

外斜視(がいしゃし)
目が外側(耳側)にズレる。

上斜視(じょうしゃし)
目が上にズレる。

下斜視(かしゃし)
目が下にズレる。

深視力検査(しんしりょくけんさ)とは
両眼視差を使い、遠近感(奥行き)を正しく感じられるか調べる検査。
正面に棒が3本、横並びに立った装置があり、真ん中の棒だけが前後に動き、残り2本は動かない。3本の棒が横並びの一直線上になった瞬間にボタンを押す。一直線上になる瞬間を判別できるか検査する。
棒が小さく、距離もあるため、パッと見では真ん中の棒が動いているかもわからないレベル。斜視が無くてもそれなりに難しい。また、両目視力に差がある場合も難しい。

斜視と深視力の関係
斜視と新視力はとても相性が悪い。斜視があると両目で立体的に物を見るのが難しくなり、深視力が低下することがある。

深視力検査がある運転免許の種類
大型
中型(限定なし)
けん引
第二種(全ての第二種免許)
※準中型や中型8t限定は深視力検査不要

自分の場合
交代性外斜視というもので、何かを集中して見ている際、片方の目が外側にずれるときがある。ずれるのは右目の場合もあれば、左目の場合もある。ずれていることは自分では気づかない。特に幼少期のときはずれやすく、成長につれてずれる頻度は下がったが、完全には改善しない。
自分はけん引免許を持っていたが、前回の免許更新でけん引免許を手放した。理由としては、けん引免許を使用する予定が無いこと。免許更新のたびに深視力検査に引っかかり、精神的にも肉体的にも疲れること。実際、免許更新の前から「また深視力検査を受けないといけないのか」と憂鬱だったし、スマホの深視力検査アプリで練習したりもしていたが効果はなく、実際の検査では2回検査しても合格できなかった。仮に何度も検査して何とか合格しても、また3年後の更新も苦労することがわかっているためけん引免許を手放して深視力検査を無くすことにした。お金と時間をかけて折角手に入れたけん引免許を手放すのは辛いものがあったが、これ以上深視力検査をしたくなかった。

教習所での深視力検査
深視力検査がある運転免許の教習を受ける場合、教習所の入校時にも深視力検査がある。ただ、試験場とかで受ける深視力検査とは全く違い簡単だった。教習所での深視力検査が大丈夫だったから問題ないと考えないで欲しい。教習所は入校してもらって利益を得ている場所である。入校してもらうため敷居は下げられている可能性がある。

余談
免許更新の検査官の人は親切だった。合格できない自分に対して丁寧に検査方法やコツを教えてくれて有難かった。

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